けやきのすくすくブログ
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お灸(もぐさ)と、カイロの違い

ヨモギの葉の部分は、薬用として用いられています。
体を温めたり、血液や経絡の流れをよくする効果があります。

けやき堂薬局では、子宝(不妊)、冷えからくる生理トラブル・痛みに、温灸(医療器具)をお勧めしています。店内で効果を体験していただくこともあります。

カイロとの違いをよく聞かれますが、カイロには、体の芯を温めることについて、客観的に記した文献がありません(私は、カイロの働きについて、体の表面を温めるもの、あてている部分を冷やさないものと考えています)。

以下、ヨモギの葉(艾葉 がいよう)について(文献 中医臨床のための中医学 神戸中医学研究会 編著)より

・ヨモギの葉裏にある絨毛は、灸の材料であり、穴位の焼灸すると気血を温通し経絡(けいらく)を透達する。

・絨毛を焼灸すると熱気が内注し、温運気血、通経活絡の効果が得られる。

・辛甘・温で気血を温煦(おんく)して調経し、止血・安胎に働く。
とあります。

体をあたためる内服薬(漢方)を用いながら、体の外から、温灸を用いることで、どちらか一方を用いた時と比べて温めたり、体を調えるための相乗効果が表れるものであると、私は考えています。

2013年9月4日