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長引く胃腸のトラブルに対処する方法(食事・生活)、考え方

 胃腸の調子が芳しくなくて、病院・医院で診断を受けたところ異常がみられない場合があります。病院・医院で食欲不振や胸のつかえた感じ、お腹の張りなどの症状に応じた薬物治療を受けていても、症状が改善されず、長引いているケースがあります。対処するための方法や考え方を、ご紹介します。

 胃腸の不調がある場合、それ以外の症状(例えば、不眠や不安、更年期の症状など)も併せて現れている場合、どちらも最初に胃腸の働きを整えることから考えましょう。食事が胃腸から吸収され栄養となり、体が作られるからです。お薬やサプリメントも、消化器から吸収されます。効果を得るためにも胃腸を整えることが大切です。早くスタミナをつけたいからと言って、例えばうなぎ丼やカレーライスといった脂の多い食べ物を満腹になるまで食べることは、かえって不調を長引かせてしまう要因となります。注意しましょう。

 胃腸の働きを元気にする食べ物は、かぼちゃ、里芋、さつまいも、キャベツ、大豆、黒豆、いわし、さんま、鶏肉などがあります。

 普段の生活では、冷たい飲食物を控えて、腹八分の食事量にします。食欲のない場合は、1日3回まとまった量の食事を摂る必要はありません。1回の食事を少量にして少し間を空けて次の食事を摂っても良いです。消化に良い食べ物をよく噛んで食べましょう。早く食べてしまう習慣のある方は、箸を置いて30回噛むことを意識しましょう。

 生活面では、物事を明るく楽しいことを考えて、ゆったりとした気持ちで過ごすこと、規則正しい生活を送ることが大切です。

 胃腸の症状が慢性化すると、食事や生活養生だけでは、症状改善までに長くかかることがあるため、お薬の服用をお勧めしています。
漢方薬では香砂六君子湯、桂枝加芍薬湯、帰脾湯など、その他のお薬では、松寿仙、ササイサン、ガロールなどがあります。

 半年~1年位かけてちょっとずつ胃腸を整えていくつもりでじっくりと取り組むことをお勧めします。次第に食欲が出て、胃もたれやつかえた感覚が減ります。その結果、気力が回復し持久力も増します。そして、気持ちの浮き沈みが少なくなったり、睡眠の質が良くなったりしたという例もあります。

修正・更新 2023.10.10

2023年10月7日