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個別の漢方カウンセリング(健康相談)について

 最近のけやき堂では、新店舗での工事に一区切りしたところです。

 健康相談に見えたお客様には、落ち着いた環境で個別に漢方カウンセリング(健康相談)をお受けになることができます。慢性の症状や病気や子宝について等、じっくりと健康相談を希望される方は、必ず事前に電話予約ください(予約に空きがあれば当日のお申込みも可能です)。

風邪、鼻炎などの急性の症状には、随時対応しています。その場合も、パッケージのお薬ではなく、お体に合わせたお薬(粉薬など)を作ってほしいと希望される場合は、事前連絡を下さったほうが、スムーズにお薬を渡すことができます。

2018年11月21日

「冷え」の体質改善をするために

 漢方医学で、「冷え」の体質改善は夏に行うのが一番良いとされます。
 
 秋から冬に向かっていく、今からでもまだ遅くはありません。毎年冷えでお悩みの方は、すぐに対策を始めることをお勧めします。
洋服を着る際は、首元をおおうエリ付きやタートルネックのものが保温性に優れています。なぜならば、首を前に倒したときにえり首のところに飛び出る骨の下のところに、「大椎(だいつい)」という、全身の体温調節を司るツボがあるからです。その下に、太い血管があります。その大椎のツボをおおう服を着用することで、外の寒さから体を守れるようになります。

また、冷えは足元からやってきます。女性の場合は、ファッションを重視することで、本当は冷やしてほしくない体の部位を冷やしてしまいます。例えば、短めのスカートや足首が見える丈のズボン、高めのヒールくつなどです。冷やすことが原因となって胃腸や婦人科に不調をおこしやすくなります。それは、腸や子宮をまとう血管の中の血液を冷やすからです。足のつま先からふくらはぎにかけて、「三陰交(さんいんこう;内くるぶしから上に約5㎝の位置)」、「太衝(たいしょう;足の親指と人差し指の股の付け根の位置)」、「太谿(たいけい;内くるぶしの頂点とアキレス腱の間にある大きなくぼみ)」など体を温めたり、血流を司ったりするツボがたくさん集まる場所です。ズボン下やレッグウオーマーを利用してまず冷やさないようにしたいですね。

体の内側から温めたい方へは、「婦人宝(第二類医薬品)」をまずお飲みになることをお勧めします。特に、夜寝るときに足が冷えてなかなか寝付けない方、お風呂に入っても体が温もりにくい方、湯冷めをすぐにしてしまう方にお勧めです。

晩秋の養生(11月)

最近、けやき堂で多いご相談は、風邪(のどの痛み、咳)、冷えです。

 10月下旬から、より一層朝晩の肌寒さが増してきました。
晴れの日の昼間は温暖ですが、雨の日の翌日は寒さが増す傾向があります。お店でお客さまの対応をしていますと、日ごとや1日の中で気温差が大きくなると、風邪をひいて体調を崩してしまうケースが多いです。予防としては、夜間に温度調節しやすい布団や寝間着、日中には体温調整のできる衣服を着用することが大切だと考えます。