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質のよい睡眠をとるために

 お客様にカウンセリングの際、就寝時間と、起床時間をうかがうことがあります。
するとお客様のほうから、「睡眠時間は何時間とったらよいですか?」、「夜間何度か目が覚めるのですが、睡眠を取れていることになるのですか?」などと質問されることがあり、睡眠時間を気にされている方が意外に多いのだなと感じています。

 睡眠に関して、最近の信用ある文献から健康な人では、年齢を重ねるにつれて、睡眠時間が短くなってくることがわかってきました。
2000年以降の研究から、睡眠時間が極端に短い人だけでなく、8時間以上と、睡眠時間が長い人も高血圧、糖尿病になる確率が高いことが明らかになっています。また、世界中で発表された信頼に足る研究をまとめたところ、8時間眠っているのは、14-15歳で、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳では約6時間と健康な人では、年齢を重ねるにつれて睡眠時間が短くなってくることがわかりました(きょうの健康 2014.12月号)。

 最近の研究から考えると、睡眠時間は短すぎるのも、長すぎるのもよくないようです。昼寝は30分以内が目安です。

 私は、昼間に異常に眠くならなければ、夜間に睡眠がとれていると、とらえてもよいと考えています。

2015年1月9日