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大阪市で研究会がありました

 9月3日(日)に、大阪市で研究会(漢方薬局・薬店の研究会)がありました。

日頃行っているお客様への養生の啓蒙の方法、 漢方の使い方など、スタッフ、登録販売者、薬剤師向けに講演してまいりました(岡北)。この会には、毎回、漢方を専門にしている30~40年のベテランも大勢出席します。

今回まとまった時間 話をさせいただくことによって、漢方の使い方や良さを改めて整理する機会となりました。
これからも、引き続き処方技術や接客力を磨き、精進してまいります。

2017年9月5日

薬は家庭の台所から

昔から、“薬は家庭の台所から”といわれています。

 日頃私たちが、食べている野菜や山菜の延長線が、薬草であり、相性の良い薬草をいくつか組み合わせたものが、漢方薬です。漢方薬は、昔の人が使用してきて、経験(統計)上、効果があるもの。現在使われている漢方薬は、安全性が高く、効き目があるもので、一方で有毒なものは、淘汰されて消えています。

 症状が比較的軽ければ、その都度病院に行っておクスリをもらわなくても、自宅に置いている漢方を使って自身で自分の体を治すことが出来ます(但し、いつもと違う症状の現れ方で変だなと思ったり、数日間様子見ても変わらなかったりするなら、すぐ病院へ行くことです)。

常備薬として、自身の体に合った漢方や、紫華栄、ササイサン、風治散、清香散などを家の引き出し(棚)に置いておきます。特に紫華栄は健康維持の目的で毎日服用しても良いものですが、頓服として元気になりたいとき、症状が出たときに、体調にあわせて早めに活用するのも“薬は家庭の台所から”の理にかなった使い方です。

日常生活の中に漢方を使うことで、生活の質が上がります。
家事やお仕事の効率のアップ、密度の高い時間を過ごすことにきっとお役にたてます。