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手荒れ・デリケート肌の方の手洗いに 固形石鹸を

 店頭でのカウンセリングの際に、アトピー性皮膚炎など、皮膚のデリケートな方からは、“現在は顔・手足の皮膚症状が落ち着いた状態であるが、手荒れがひどくひび割れや水泡が出ていて痛み・かゆみがあるという話を聞きます。これはアルコール消毒の影響かと思います。アルコールで
手指の消毒をすると、病原微生物の除菌に有効性・即効性のある一方で、皮脂を溶かす作用も早くて強いので、(アルコール消毒を繰り返すうちに)手荒れします。消毒・手洗い後や就寝前に、ハンドクリームを塗って、皮脂を補うようにしたいです。

 ところで石鹸で手洗い後は、アルコール消毒をする必要はありません(厚生労働省ホームページ・新型コロナウイルスの消毒・除菌方法についてより)。液体石鹸と固形石鹸のどちらが皮膚に優しいかといえば、固形石鹸の方です。固形石鹸で手洗いする方が、皮膚に優しく、手荒れをしにくいです。一般的に言えば、必要以上に石鹸の洗浄成分である界面活性剤を必要以上に使い過ぎないからだといわれています。また固形石鹸では界面活性剤が凝集しているので、洗浄力でも優れているとされています。

 新型コロナウイルスや、インフルエンザウイルスの粒子にはエンベロープという薄い外膜を持っています。石鹸中の界面活性成分(固形石鹸の場合は、石ケン素地)でエンベロープの膜(脂質二重膜)が溶けて、細胞が破壊されます。今、不特定多数の人が使用する手洗い場では、(衛生上の理由だと思いますが)液体石鹸を備え付けていることころが大多数です。

 手荒れしやすい方、デリケートな肌は、固形石鹸を利用されることをお勧めします。私(岡北)自身も職業上、頻繁に手を洗うので手荒れしやすいです。自宅では固形石鹸を愛用しています。

2020年9月8日

秋の疲れを防いで、季節の変わり目をうまく乗り越えるには

 9月に入ったといっても、まだ夏の名残がのこり、残暑で高温多湿な日が続いています。 

 お彼岸くらいまでは、秋の疲れ(秋バテ)を予防するため、質の良い睡眠をとること、水・冷たい食べ物の摂り過ぎを控えることを心がけ、食事では体の“湿”(体の中の余分な水分)を取り除く食事(小豆、枝豆などの豆類、とうもろこし、冬瓜、キャベツなど)を取り入れるようにしましょう(※)。

薬膳では冬瓜は寒性(体を冷やす作用)です。体を温める作用をもつ生姜やネギを入れることで香りが良くなるうえに、寒性⇒平性に近づきますのでバランスが良くなります。

 “湿”は雨の日や台風前など低気圧が近づいてくる時に体に影響します。めまいをはじめ、全身のだるさ、耳鳴り、痰、神経痛などの症状が現れてきます。体に湿をためる生活をしていないか点検し、もし守れていないようなら早いうちに軌道修正をすることをお勧めします。(※)の段落の内容をチェックしてみてください。

 安定した気候のうちに体を整えておくと、もうじきに訪れる冬へ向かう頃の秋雨、寒暖差を乗り切れて、元気に過ごしてゆくことが出来ますよ。
 


参考書籍
薬膳・漢方 喩静 (監修)
その痛みやモヤモヤは「気象病」が原因だった 渡邊章範 (著)

2020年9月5日

最近多い、健康相談の内容(2020年 9月)

 最近、多く寄せられているご相談は、胃腸の不調(食欲不振)、子宝(生理不順、生理痛を含む)、更年期の症状(疲労、不眠)です。また、毎年夏の終わりが近づいてくると、体のだるさや下痢・軟便を訴えて来店される方が一定数いらっしゃいます。

 継続して来店されているお客様に、お体の調子を伺ったところ「今年は比較的元気に過ごせています」というお返事を多く受けています。さらに詳しく伺い、大まかにまとめると、“全く疲れを感じないということではなく、自身の体を食事や生活のリズムが整うように心がけたり、その時々の体の調子に合わせた漢方を服用したりして体と付き合うようにしていること、そして疲れを溜めないように心がけている”ということでした。