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けやき堂薬局でのお客様対応について

 けやき堂薬局は、おかげさまで今年開業10年目を迎えています。初回相談におみえになるお客様は、この数年の傾向として、「医療機関で検査や治療いくつか受けたけれども、不調が続いて困っています。良くなる方法があれば試してみたい」、「病院で出される漢方を飲んでいましたが、自分に合ったものが他にあれば提案して欲しい」とおっしゃる方が圧倒的です。ご来店になる8割位のお客様が当店でお求めの漢方を一定期間、継続して服用されることで何らかの症状が改善しています。また、改善されたお客様は、生活の質を上げることや、健康寿命を引き伸ばすことを希望されて、漢方を適宜お飲みになられる方が多いです。

 けやき堂では、カウンセリングを通してお客様自身が生活の内容を見直すきっかけつくりをしています。10名のお客様がいらっしゃれば、10名ともみな生活背景が異なります。私どもは、お客様の実生活の沿ったアドバイスをさせていただくために、とくに子宝相談や慢性病の方には十分に時間をおつくりしてお話を伺うようにしています。まずは、電話にてカウンセリングのご予約ください。

2016年3月15日

春先の養生法

 日中はずいぶん寒さが和らいできました。
コブシなどの木の枝では、まだ硬いものの、芽を出して葉を出す準備をしています。公園などに生えている木をじっと見てみると、落葉した葉の枝がついていた跡が付いています(最近、写真の絵本「ふゆめがっしょうだん(福音館書店)」で知りました)。それらが、目や口のような模様に見えます。カバやコアラの顔、大阪万博公園にある「太陽の塔」の顔に似ていてユニークです。

 これから先、春物のコートを着たり、おしゃれを楽しんだりして、薄着で過ごすことがあるかもしれません。体(特にお腹・下半身)を一時的に冷やすと、下痢・軟便になりますが、それが、何度か続くうちに便秘になってきます。

 『お腹の健康は、健康生活の中心となるところ』と昔の漢方医は言い切っています。お腹の不調がたびたび続くと、気力や体力が長続きしなくなったり、仕事や学業の集中力の低下になります。服装は、下着をしっかりと着用し、首巻や靴下、上着などで体温調節が出来るといいですね。同時に温灸(なければミニカイロ)で神闕というツボ(しんけつ:おへその位置)を温めることで、下痢・軟便などお腹の不調の予防効果が増します。

2016年3月9日