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今からはじめる夏の養生法(2)

日中に、冷房のかかった場所に長時間いる場合(職場、電車、スーパーマーケットなど)は、汗が出るほどよく動き回っているということを除けば、体が冷えやすくなっています。1日の終わりは。シャワーで1日の汚れや汗を洗い流すだけでなく、湯船に浸かるようにしましょう。住宅事情などで、湯船に浸かることができないお客様へは、私(岡北)は、いつも「足湯がいいですよ」とお話しさせていただいています。

それからもうひとつ、簡単にできる冷え対策は、1日1回以上、温かいお味噌汁をのむことです。温かい食べ物であることと、味噌が発酵食品で体を温める食材ということで、冷やしがちな胃腸をやさしくいたわってくれます。
松寿仙を日頃お飲みの方は、一日の始まり(起床後)と終わり(就寝前)には温かい松寿仙をお飲みになると、さらに良いです。

私のカウンセリングの経験から言えば、本格的な夏場の疲れは、お盆明けくらいから出やすくなります。症状が出る前の早いうちから養生に取り込んでいただけると、今年の秋~来年の春くらいまでの体調を維持し、さらに快適に過ごしやすくなります。特に毎年季節の変わり目にいつも体調を崩しやすいという方には、ぜひ取り組んでいただきたいです。

2015年8月12日

今からはじめる夏の養生法

 

最近日常的に多いご相談は、夏の疲れです。
 
連日の蒸し暑さで食欲不振や体のだるさが出やすくなっています。あっさりとしたもの(生野菜のサラダ等)、冷たくてのど越しの良いもの(麺類や氷菓子)や、冷たい飲み物(果物や野菜ジュース、冷酒、お茶など)が続くと、夏の疲れが出てきやすくなります。それらの原因は主に内臓の冷えによるものです。

お腹の中で水分や食べ物で冷えても元の体温を保つために、体が余分にエネルギーを消費します、胃腸の消化能力が落ちたり、体力が奪われて体の疲れやだるさが出やすくなったりします。水分を摂るときには、できるだけ室温のものを、それでも外出先や帰宅時してすぐなど、冷たい飲み物をどうしても欲するときには、口の中で体温に戻す(ぬるくしてから)飲み込むようにして、一気飲みをしないようにお勧めします。

 また、睡眠不足も、夏の疲れがでる原因となります。寝苦しいときは、クーラーや扇風機を使うこともあるかと思いますが、お腹や足を冷やさないようにしていただければよいと私は考えています。
 
 

2015年8月11日