けやきのすくすくブログ
読むだけで元気になるブログを目指しています。

寒暖差疲労への手当て

 気温の変動や室内外の温度差が大きな環境にいると、体温を常に同じに維持しようと自律神経が働くので、疲労が蓄積しやすくなります(寒暖差疲労)。さらに、気温差が7℃以上差がある環境にいることで、体の冷えを強く感じたり、首・肩こり、めまい、だるさ、気力の減退などの様々な症状が現れてくるそうです(参考書籍 最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方 久手堅司(著))。

 実際、お客様への私(岡北)のカウンセリングの経験から、体調の不安定な時ほど、気温差や天候の変化を体で感じて不調を訴えてこられるケースが多々あります。興味深いことに、体調が安定して良い状態であると、同じ人でも気温差や天候の影響を感じない、とも言われます。

 5月に入り、気温は穏やかで過ごしやすくなりましたが、日が暮れるとまだ肌寒いです。(本日5/1、日中の最高気温は25℃、夕方6時の気温は18℃で、日中と夕方では7℃の気温差)。

 「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」を書いた久手堅司氏によると、1年を通して冷え症対策を行うことが根本的な改善策になると書かれています。

 これから夏に向かいますので、毎年エアコンの冷気で体調を崩す方は、冷え対策を行うことをお勧めします。
そして1日の終わりは、ゆっくりとお風呂の湯船に浸かって体を温めましょう。湯船に浸かることが困難な方は、足湯15分するだけでも、体の冷えが解消されるので、ぜひ取り組んでいただきたいです。

2021年5月1日

ワクチンの役割について

 3月14日(日)に、自然薬研究会のオンライン講演会がありました。演題「新型コロナウイルス感染と免疫:ワクチン理解の為に」で、講師は宮澤 正顯先生(みやざわ まさあき:近畿大学医学部 免疫学教室主任教授)でした。宮澤先生は、ウイルス感染防御に役立つ、免疫細胞(メモリーT細胞の反応)の研究をしています。今回、約2時間にわたりお話くださいました。

 一般的にワクチン接種が推奨される理由は、「免疫細胞であるTリンパ球(白血球の一部)を活性化させることが目的です。但し、ワクチンを接種したとしても、免疫細胞(Tリンパ球)が活性化しなければ体内でウイルスの増殖を防ぐのに効果はありません。」と話されていたことが印象的でした。ウイルスが増殖したときに、ゆっくりと活性化したTリンパ球が感染した大量の細胞(肺胞など)を排除に働くことが重症化する原因とのことでした。

 その一方で鼻風邪コロナウイルス(従来から存在するウイルスで、重症化しにくいもの)に対する交差反応で、新型コロナウイルス抗原に反応するTリンパ球を健常人(新型コロナウイルスに感染した人だけでなく)検出可能と、海外医学誌の論文を紹介されました(Grifoni et al. Cell、181:1489-1501,2020)。

 以下は、あくまでも 私(岡北)の意見ですが、ワクチンを接種しない選択をする場合は、ウイルスが体内に入った時、自分の免疫細胞(Tリンパ球)を円滑に活性化できるかどうかが大切です。

 ワクチン接種する場合と、しない場合、共通していえることは、健康な時から免疫細胞が活性化し働くように備えておくことです。そのためには、充分な睡眠、バランスのとれた食事、もう一つの免疫のが働く器官である腸を整えること(快便にする)、運動が大切です。強い不安感や継続するイライラも睡眠の質を下げ、疲労感を蓄積させます(その結果、体力を消耗します)。基本に立ち返り毎日を過ごしてゆきたいです。

2021年4月9日

睡眠の質を上げるためにお勧めの漢方・生活習慣

 肉体疲労や精神疲労をとるのに、充分な睡眠が大切なことをご存知の方は多いと思います。

 健康に関する書籍だけでなくビジネス書にもたくさん取り上げられていますね。書籍では「スタンフォード式最高の睡眠 西野精治(著)」、「睡眠こそ最強の解決策である マシュー・ウオーカー(著)」などあります。良い眠りは心と体の健康を維持したり、日中の生活の質を向上させたりすることに必要なものです。

 睡眠をとることで、体の疲れをとること以外に、脳では起きている間に入ってきた情報を整理して取捨選択したり、記憶を定着させたりします。睡眠が充分にとれていなければ、記憶力や集中力が低下して実力を発揮できなかったり、マイナス思考になったりします。反対に、質の良い睡眠がとれていると、日中の家事や仕事、学習がはかどります。

 睡眠剤を飲むと、翌日に眠気を持ち越すことがあります。最初のうちは睡眠をとれているように感じていても、長期で継続して飲んでいくうちに疲労感が抜けなくなることもあるようです。新薬を否定はしませんが、眠れるように環境整備や生活習慣の見直しがまず必要だと私は考えています。

 漢方を服用した場合は、成分が体に残ることがありません。症状が軽く、気が高ぶる場合は、寝る前に紫華栄・ササイサンを各1包飲むと、翌朝の目覚めが良くなります。体力が低下している時の不眠に酸棗仁湯(さんそうにんとう)、とり越し苦労のある不眠には温胆湯(うんたんとう)、更年期のホルモンバランスの低下に加味逍遙散(かみしょうようさん)や芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)などを使い分けます。寝ても寝た気がせず、慢性的に疲労が続いている場合は、ワタナベオイスターDHMBA(ディーバ 特許取得・機能性表示食品)を用いるとよい結果が出ることもあります。

 ご高齢場合、年齢を重ねるうちに、睡眠に導くホルモン(メラトニン)の分泌量が減るので、中途覚醒が起こりやすくなります。その上、子育てや仕事から引退して運動量が減ると思うように眠れないことがあるかもしれません。多少、寝足りないように感じていても、昼間に家事や用事を支障なく出来ている、または昼寝やうたた寝(目安として20分程度)をして、頭がすっきりする程度であれば、問題ありません。

 その一方で、子供や若い世代の夜型化による、不眠が増えているそうです(NHKきょうの健康2021年3月号)。寝る直前まで、スマートフォンやパソコンを熱中して見ていることが夜型になる一因だそうです。

きょうの健康で「子どもの睡眠障害」の記事を担当した井上雄一医師(東京医科大学教授)によると、若い世代の不眠を解消する方法として、以下の3つが挙げられています。

(1)午前中の光をたっぷりと浴びること、(2)昼間は体を動かすこと、(3)夜は明るい光を避けることです。

(1)-(3)を取り組むことで体内時計が整うと書かれています。スマートフォンなどの液晶画面から出る光に含まれる「ブルーライト」は、睡眠に導くホルモン「メラトニン」の分泌をかなり抑え込んでしまうそうです。子供の場合は、大人よりも瞳孔が大きく、光をより多く目の中に取り込んでしまうため、その影響は大人の2倍ほどあるといわれています(Higuthi S, et al. J Clin Endocrinol Metab. 2014)。上に挙げた(1)-(3)を4週間続けることで体が慣れてくる、と書かれていました。

 これまで当薬局でカウンセリングさせていただいてきた経験でも、不眠や疲れが抜けない方に対してスマートフォンなど明るい画面を睡眠直前まで見ていた場合に、入浴後は見ないように変えてもらったことで、大人の半数以上の方の睡眠の質が良くなっています。

最初のうちは習慣を変えるのに、精神的にきついかもしれませんが、お困りの場合や今より良くしたいのであれば、取り組むだけの価値はあるのでぜひ参考にしてください。
(NHKきょうの健康2021年3月号では“就寝時刻の2時間前から液晶画面を見ないようにしよう”と書かれています。念のためお伝えしておきます。)

2021年3月13日

感染症予防に 効果的なうがいの方法

 お客様から「風邪やインフルエンザ予防のためには何を使ってうがいをすると効果的ですか?」という質問を受けました。以前に、ブログで取り上げたことがあります。(⇒ここをクリック 正しいうがいの方法2019年12月5日記事)

 2020年11月下旬に、奈良県立医科大学の研究で、感染力のあるウイルス(新型コロナウイルス)が茶葉から入れた紅茶で、1分間経過後100分の1まで減少(シャーレ内での実験)し、「可能性の段階」と発表しています。

 以前から、緑茶に含まれるカテキンに抗菌作用があるといわれてきました。緑茶を発酵させた紅茶には、カテキンを変化させているテアフラビンというポリフェノールが含まれています。紅茶を入れたら、体温ほどに冷ましてからうがいをしましょう。

 以上のことから水道水、そして時間に余裕のある方、手間を惜しまない方には紅茶でうがいをするのが良いでしょう。咽喉から鼻にかけて液体が行き渡るようにしてうがいをしてください。

2021年1月9日

自律神経症状に用いる漢方薬、効果の現われ方

 漢方薬を自律神経症状に用いた際の良い面(長所)と短所、効果の現われ方、用いる漢方薬についてお話しします。自律神経症状のある方から漢方選薬のご相談を受ける際に、質問を受ける内容です。

 自律神経症状に漢方を服用して良い面は、夜間の睡眠の質を高め、日中に頭脳が働くように助けてくれるところです。効果の現れ始めは、早い方で2週間程度です。服用開始から2か月くらいたつと、約8割の方に効果が出ています(けやき堂薬局においてお客様対応の経験)。

また漢方薬を飲んで、頭がぼーっとしたり、日中眠気が出たりする作用のないこと、肉体や精神への依存性・習慣性がないところも良いところです。お仕事や学業、家事へ集中して取り組め、また育児中の方にはおだやかな気持ちで接することができるようになるため、生活の質を良くします。

 一方で漢方薬の短所は、長年にわたり心療内科等の新薬を継続して飲んでいる場合、従来から飲んでいる心療内科等の新薬と併用して漢方を服用することになる(たくさん新薬を飲んでいる方には飲むものが増えてしまう)ことと、それらの新薬の減薬・なくしていくことに時間がかかることです。減薬の際は必ず処方下さっている医師と相談しながら行っていただいています。

 
 自律神経症状に漢方薬を芎帰調血飲第一加減(きゅうきちょうけついんだいいちかげん)や逍遥散(しょうようさん)、清香散(しんこうさん:香蘇散)など現在の症状、体質、その方のもつ性格に応じて使い分けをして用います。ご予算の許す方には、体のバランスを整える目的で、松寿仙の併用を提案させていただいています。

 私(岡北)は薬剤師として新薬全般にわたり使用することを否定していませんが、緊急の場合(高熱時や発作時)と、慢性症状の場合はその薬の持つ長所(目的と効果)と良くないところ(副作用の起こりうるリスク)を比べて長所のほうが高い場合に使うものと考えています。

 心療内科等に初めて受診を考えておられる方へ、私はまず漢方薬をしばらくお試しになることをお勧めしたいです。

 漢方を希望される方は、まず電話などで必ず事前にご予約の上で、相談ください。

2020年12月7日

風邪の初期対応に常備したい漢方

 風邪は、ひき始めの正しい対応が大切です。対応が早ければ初期症状のうちに良くなることが多いです。その一方で対処が遅かったり、睡眠がとれていなかったりすると、風邪を長引かせたり、新たな別の症状を招いたりします。
初期症状は主に、寒気、咽喉の痛み、鼻水が出ることのいずれかです。複数の症状がいっぺんに現れることもあります。

 寒気があり、風邪かなと感じたら、30分以内に葛根湯を飲みます。
葛根湯を(1回量の目安として)1包を、寒気がとれるまで1日3回、3時間毎に飲みます。風治散50-100mlの白湯(熱湯でも良い)に溶き、体温と同じ位かそれよりも少し温かいうちに飲むほうが効果的です。数回飲んでいるうちに寒気を感じなくなります。寒気を感じなくなったら、葛根湯の服用を止めても大丈夫です。

 中には寒気がないのに、風邪の症状で、葛根湯を1週間以上飲み続けているお客様がいらっしゃいます。この場合、葛根湯の証ではなくなっています。また、寒気がないのに、風邪をひいて3日以内だからと、葛根湯をのむ方もいます。寒気の症状がなければ、別の証になっています。ともに、服用しても風邪を治すのに効果が現れません。

 また、麻黄湯と葛根湯との違いをお客様に聞かれることが時々あります。葛根湯にも麻黄湯と共通する生薬 麻黄、桂皮が含まれています。厳密にいうと麻黄湯では、寒気の他、体に熱がこもり、汗の出ていない症状が現れている場合に用います。使用範囲は葛根湯と比べるときわめて狭いです。自分や家族の病状を正確に把握できる人が、麻黄湯を常備するのに向いているといえます。

 けやき堂薬局では、葛根湯の処方を風治散(ふうじさん:和漢薬研究所)という商品名で販売しています。

 風治散の製法として、低温の湯で、圧力をかけじっくりと有効成分を引き出して作られています。有効成分以外に、賦形剤としてデンプンのみ入っています。白湯に溶けやすく、風治散の粉末をなめただけでも、お口の中ですっと溶けることが特徴です。

私の経験ですが、新薬(西洋薬)の風邪薬の服用時と比べて、風治散で胃もたれが起こりにくいです。

滋養強壮の目的で、体力を底上げしたい方、風邪の進行を防止したい方は、風治散に併せて、紫華栄(しかろん:和漢薬研究所)を併用して飲みます。服用をすると、尿が気持ちよく出て出て、すっきりします。

 常備薬として、風治散、紫華栄を少なくとも3日分お手持ちになっていると、初期の段階から夜間や休日、忙しくて外出できない時にも、家族じゅうですぐ飲むことができるので重宝します。

 風邪のひき始めに常備しておきたいお薬についての相談は、ご来店の際に、けやき堂薬局までお尋ねください。また、じっくり相談を希望される場合は、お手数ですが、電話で日時をご予約下さい。

2020年11月7日

秋から冬に向かう今、季節の変わり目の 過ごし方・養生法

 秋が深まってくると、秋から冬へ向かうときの「寒暖差」による気温差が日ごと、一日の中で現れてきます。

 寒暖差(気温差)による体の不調は、気圧変動とならんで気象病の一つです。気温差により体の冷えや疲れを感じやすくなってきます。この寒暖差から身を守るためには、「体を冷やさないこと」、「保温すること」に尽きます。

さらに予防するためには、「体を穏やかに温める食材を食べること(涼しくなってきたので、食欲が進み過ぎて胃腸をこわさないよう要注意)」、「自律神経を整えること」です。

 治療法は、「一年を通して冷え症対策を行うことが効果的」であることが書籍 「最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方」に書かれています。これは寒暖差疲労外来を担当する 久手堅司(くでけん・つかさ)医師が自らのクリニックに通う患者さんを診察して得られた知見や経験をまとめた書籍です。また、筋肉量の少ない女性に寒暖差疲労を起こしやすいと述べられています。

 日常での工夫として服装の調節やひざ掛けなどの活用、また空調の管理などで出来るだけ身体に寒暖差を感じさせない対策をとります。

 寒暖差によって乱れた自律神経を整えるには、規則正しい生活や適度な運動が基本です。
さらに、ストレスを受けやすい現代社会では、交感神経(緊張を高める)が優位になりがちです。副交感神経(リラックスに働く)を優位にさせることで、バランスを整えることができます。ヒトを含む恒温動物の場合、自律神経により体温調節されます。

自律神経が原因で、体温調節が行われない場合、自律神経を整えると、暑さや寒さの外気温に対応して、体の体温調節が適切に行われるようになると私(岡北)は考えます。

〇おすすめ食材 体を穏やかに温め、胃腸をいたわる食材を食べる
もち米、黒米などの穀類、かぼちゃ、さつまいも、くり、たまねぎ、さけ、さば、さんま

〇 腹式呼吸 緊張をほぐし副交感神経の働きを良くすることで、自律神経を整える
腹式呼吸をする場合、吸うことよりも吐くことのほうを重視します。
1. おなかから息を吐くつもりで7秒間かけてゆっくりと、口から息を吐きます。おなかをへこませながら吐くとよいです。
2. 次におなかに空気を吸い込むつもりで5秒間、鼻から息を吸います。おなかを膨らませながら吸うのがよいです。
この呼吸を1回に3-5分間行います。吐くときはできるだけ細く、長く吐くようにすることがポイントです。

〇 目元を温める 緊張をほぐし副交感神経の働きを良くすることで、自律神経を整える
 水で濡らしてタオルを絞り、電子レンジで温めて、人肌より少し熱い40℃くらいの蒸しタオルをつくります。次に10分間まぶたの上にのせます。このように目元を温めることで、副交感神経が関連している動眼神経(目の周りにある筋肉)を刺激することができ、リラックスに繋がります。

漢方薬で体つくりや予防にお役に立てることがたくさんあります。
健康相談を希望される方は、必ず事前に電話にてご予約下さい。ご来店又は、電話で健康相談を承っています。

参考書籍、資料
脳科学辞典サイト 体温調節の神経回路
最高のパフォーマンスを引き出す自律神経の整え方 久手堅司(著)
きょうの健康 2016.10
石原結實の絶対健康法 石原結實(著)
日職災医誌,62:8─16,2014 花王株式会社パーソナルヘルスケア研究所

2020年10月8日

手荒れ・デリケート肌の方の手洗いに 固形石鹸を

 店頭でのカウンセリングの際に、アトピー性皮膚炎など、皮膚のデリケートな方からは、“現在は顔・手足の皮膚症状が落ち着いた状態であるが、手荒れがひどくひび割れや水泡が出ていて痛み・かゆみがあるという話を聞きます。これはアルコール消毒の影響かと思います。アルコールで
手指の消毒をすると、病原微生物の除菌に有効性・即効性のある一方で、皮脂を溶かす作用も早くて強いので、(アルコール消毒を繰り返すうちに)手荒れします。消毒・手洗い後や就寝前に、ハンドクリームを塗って、皮脂を補うようにしたいです。

 ところで石鹸で手洗い後は、アルコール消毒をする必要はありません(厚生労働省ホームページ・新型コロナウイルスの消毒・除菌方法についてより)。液体石鹸と固形石鹸のどちらが皮膚に優しいかといえば、固形石鹸の方です。固形石鹸で手洗いする方が、皮膚に優しく、手荒れをしにくいです。一般的に言えば、必要以上に石鹸の洗浄成分である界面活性剤を必要以上に使い過ぎないからだといわれています。また固形石鹸では界面活性剤が凝集しているので、洗浄力でも優れているとされています。

 新型コロナウイルスや、インフルエンザウイルスの粒子にはエンベロープという薄い外膜を持っています。石鹸中の界面活性成分(固形石鹸の場合は、石ケン素地)でエンベロープの膜(脂質二重膜)が溶けて、細胞が破壊されます。今、不特定多数の人が使用する手洗い場では、(衛生上の理由だと思いますが)液体石鹸を備え付けていることころが大多数です。

 手荒れしやすい方、デリケートな肌は、固形石鹸を利用されることをお勧めします。私(岡北)自身も職業上、頻繁に手を洗うので手荒れしやすいです。自宅では固形石鹸を愛用しています。

2020年9月8日

秋の疲れを防いで、季節の変わり目をうまく乗り越えるには

 9月に入ったといっても、まだ夏の名残がのこり、残暑で高温多湿な日が続いています。 

 お彼岸くらいまでは、秋の疲れ(秋バテ)を予防するため、質の良い睡眠をとること、水・冷たい食べ物の摂り過ぎを控えることを心がけ、食事では体の“湿”(体の中の余分な水分)を取り除く食事(小豆、枝豆などの豆類、とうもろこし、冬瓜、キャベツなど)を取り入れるようにしましょう(※)。

薬膳では冬瓜は寒性(体を冷やす作用)です。体を温める作用をもつ生姜やネギを入れることで香りが良くなるうえに、寒性⇒平性に近づきますのでバランスが良くなります。

 “湿”は雨の日や台風前など低気圧が近づいてくる時に体に影響します。めまいをはじめ、全身のだるさ、耳鳴り、痰、神経痛などの症状が現れてきます。体に湿をためる生活をしていないか点検し、もし守れていないようなら早いうちに軌道修正をすることをお勧めします。(※)の段落の内容をチェックしてみてください。

 安定した気候のうちに体を整えておくと、もうじきに訪れる冬へ向かう頃の秋雨、寒暖差を乗り切れて、元気に過ごしてゆくことが出来ますよ。
 


参考書籍
薬膳・漢方 喩静 (監修)
その痛みやモヤモヤは「気象病」が原因だった 渡邊章範 (著)

2020年9月5日

夏から始める 感染症対策

 風邪のシーズンといえば、晩秋から春にかけてですが、風邪の流行の比較的少ない夏から感染症対策を本格的に取り組むことが、基礎体力を作っておくという観点で望ましいです。

 普段の生活から体調が整っていると、病原微生物が体の中に入ってこないように免疫が働きます。また体の中に仮に病原微生物が入ってきたとしても、自己の免疫で跳ね返す力がつきます。そして、体の調子が整っていると、心の持ち方に、余裕が持てるようになることから、不安感を強く持ちすぎたり、マイナス思考に陥ったりして抜け出すことが出来ない、ということがなくなります。

 体の調子を整えて自律神経を安定させるための過ごし方は、当たり前に思われるかもしれませんが、まず規則正しい生活を送ることが前提です。特に夜更かしや、バランスの悪い食事に偏らないように、一日一日を過ごしてください。

 高齢の方の場合は、年齢を重ねるうち睡眠時に分泌されるホルモン(メラトニン)の量が減ることが示されています。
NHKきょうの健康2017年3月号によると、実際に眠れる時間は年齢を重ねるごとに短くなると書かれています。

働き盛りの時と比べて寝つきが悪くなったり、睡眠が浅く夜間に何度か目が覚めるようなことがあったりしても、昼間に強い眠気が起こらず、家事等に支障のない程度であれば心配ありません。昼寝は20分位ならいいでしょう。

 一方で、働き盛りの方や若い方(10代も含む)で眠れないという人がいます。夕食30分以降に湯船に浸かる(寝る前に入浴をするのなら熱くないお湯がいいです。熱すぎると目がさえてしまい寝つきが悪くなる場合があるため)、又は足湯をすること。
そして入浴後にスマートフォンやパソコンを見ていないか(見ていないことが大切)を点検ください。これらの生活習慣を2週間改めるだけで半数以上の人は睡眠の質が改善します(これまでのお客様対応の経験から)。実践しても変化のない場合は、ご予約の上で相談ください。

参考書籍
NHKきょうの健康2017年3月号
NHKきょうの健康2018年3月号
石原結實の絶対健康法 石原結實 (著)

2020年8月27日