けやきのすくすくブログ
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風邪の漢方と養生法

こんにちは。
日を重ねるにつれて秋が深まってまいりました。
けやき堂薬局のお隣にある果物屋さんには、旬のなしやぶどう、くり、みかんなど秋から冬にかけての味覚がたくさん並んでいます。
あなた様はいかがお過ごしですか?

気温と、天候の変化が大きいためか、かぜなどをひいて体調をくずす人が多くなってきました。
体の疲れは、自身の弱いところ(体の部分)に表れやすくなります。
また疲れが残っていると、免疫力も低下するので、感染症にかかりやすくなります。風邪かもしれない、おかしいなと思ったら、30分以内に風邪に効く漢方:風治散(ふうじさん)、紫華栄(しかろん)各1包ずつをお湯にとかしてすぐに飲むことです。そして夜はなるべく早くに寝ることを第一の養生にしてください。第二に、体の保湿・保温に努めること(冷やさないこと)、第三に消化の良い食事(おかゆ、うどん、そばなど)にすることです。風邪のときの対処法は、風邪の漢方と、最小限でも第一の養生を実践すれば短期でなおります。

引き始めの対処により、早く良くなるか、こじらせて1-2週間治りを長引かせてしまうかの分かれ道です。

インフルエンザは、多くの場合、12月ごろに流行が始まり、翌年1-3月ごろに最も流行します。38度以上の高熱や関節痛、筋肉痛、倦怠感、頭痛など発症します。最近では、迅速診断の進歩により、37度前後と熱がでないインフルエンザも多いことが分かってきました(きょうの健康2013年11月号)。インフルエンザに対しても早期であれば(カゼかもしれないおかしいなと思った段階)風治散と、紫華栄が効きます。高熱や頭痛を安全にはやく取りたい時は、日水清心丸(解熱剤と併用できます)、咳にはヒューゲンを上記に加えて飲むとさらに楽になります(大人・小児ともに)。

2013年11月1日