けやきのすくすくブログ
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春先の養生法

 日中はずいぶん寒さが和らいできました。
コブシなどの木の枝では、まだ硬いものの、芽を出して葉を出す準備をしています。公園などに生えている木をじっと見てみると、落葉した葉の枝がついていた跡が付いています(最近、写真の絵本「ふゆめがっしょうだん(福音館書店)」で知りました)。それらが、目や口のような模様に見えます。カバやコアラの顔、大阪万博公園にある「太陽の塔」の顔に似ていてユニークです。

 これから先、春物のコートを着たり、おしゃれを楽しんだりして、薄着で過ごすことがあるかもしれません。体(特にお腹・下半身)を一時的に冷やすと、下痢・軟便になりますが、それが、何度か続くうちに便秘になってきます。

 『お腹の健康は、健康生活の中心となるところ』と昔の漢方医は言い切っています。お腹の不調がたびたび続くと、気力や体力が長続きしなくなったり、仕事や学業の集中力の低下になります。服装は、下着をしっかりと着用し、首巻や靴下、上着などで体温調節が出来るといいですね。同時に温灸(なければミニカイロ)で神闕というツボ(しんけつ:おへその位置)を温めることで、下痢・軟便などお腹の不調の予防効果が増します。

2016年3月9日