けやきのすくすくブログ
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【ブログ】心と体が疲れやすいときに。気の巡りを整える東洋医学の知恵

最近、増えているご相談の一つに自律神経の症状があります。
東洋医学(中医学)でいう「気滞(きたい)」に関係しています。

東洋医学でいう「気」は、生命活動を支えるエネルギーであり、特に「肝(かん)」の働きによって全身を巡ると考えられています。この「肝」の働きは、ストレスや感情の影響を受けると、乱れてしまいます。その結果、気の巡りが停滞し、気滞になります。不眠、自律神経失調症、生理不順、更年期症状の悪化、胃腸の不調、うつ様状態などの要因になると言われています。

通常、適度な緊張やストレスは、やる気や成長の原動力となり、達成感や高揚感をもたらします。資格の勉強やスポーツなどが当てはまるでしょう。その一方で、過剰な仕事のプレッシャーや、慢性的な人間関係のストレスなど、自分でコントロールのしにくい精神的負担が続くことで不調につながると言われています。

近年では、ストレスが長く続くことで脳内に活性酸素が溜まり、血中コルチゾール(血糖、血圧を上昇させて、ストレスに対応するホルモン)濃度が上昇してしまうことや、過剰な活性酸素で細胞内のミトコンドリア(細胞内のエネルギー工場の役目)を傷つけることで、ミトコンドリアの機能を低下させ、破壊することが分かっています。これらのことで、心身の不調が長引いてしまう要因であると考えられています。

Journal of Steroid Biochemistry and Molecular Biology 117(2009)50-55
片岡 洋祐 脳の疲労と酸化ストレス Functional Food Vol.3,No.4(2010)

気の流れを良くして心身を調えるには、
・軽い運動(深呼吸や速歩など)
・ストレッチ
・歌を歌う(声を出す)
・ぬるめの湯船に浸かってゆっくり入浴
・好きな香りを楽しむ(グレープフルーツやラベンダーなど)
・視点を変えてみる。自分を慰めたり楽しくしたりする工夫をしてみる

といった、日常の中で取り入れやすい方法が役立ちます。

ぜひ参考にしてみてください。

その一方で、就寝前のインターネットやSNSなどの閲覧は、刺激の強い情報が心身の緊張を高めてしまうことがあるため、避けましょう。

漢方薬では、一般的に、四逆散、香蘇散、逍遥散、柴朴湯、半夏厚朴湯などを用います。

また、カウンセリングでは、お客様がお話をされることで、気づきを得たり、気持ちが整理されたりすることも多いです。どうぞお気軽にご相談ください(要予約)。(岡北)

2026年2月4日