けやきのすくすくブログ
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脳が興奮し、寝つきが悪くて困っている場合に用いる漢方、自然薬

 新型コロナウイルスの流行後から、風邪の予防が行き渡っている影響でこじれた風邪の相談はほとんどなくなりました。その一方で、風邪の初期症状に使うお薬を求める方がとても増えています。

 免疫機能の調整は、質の良い睡眠が充分にとれてこそ発揮されます(ヤフーニュース4/6 : https://news.yahoo.co.jp/articles/a671f27cadf508fddf211f6062180f2c2a6e1597)。遅くても夜12時までに就寝、可能ならばもっと早く床に就きましょう。

 質の良い睡眠を得るための前提として、①起床後、ふとんから出たら朝の光を浴びること、②入浴では熱すぎない湯船に浸かること、又は足湯をすること、③寝る前にスマートフォンやパソコンなどの強い光を浴びないことの3つが大切です。

 お客様の話を詳しく伺っていると、上に挙げた睡眠の環境に気を配っていても、就寝後、翌日以降のことを考えてしまい、緊張が抜けずに脳が興奮したり、不安になったりして寝つきの悪い方、睡眠の浅くなる方が少なくないです。脳の緊張を和らげる対策の一つとして、安らいだ気持ちになれる香りを嗅ぐ方法があります。東洋医学の観点から、香りの良いものには、気(元気の気)の巡りを促して代謝促進したり、精神を落ち着かせたりする働き・作用があります。

 夕食後、入浴を済ませてから、例えばアロマセラピーのラベンダーオイル(精油)の芳香を楽しむことや、ラベンダーティーを飲むとリラックスが期待できます。就寝時にラベンダーの精油を1滴つけたハンカチを枕元に置くことも良いでしょう。この他、リラックス効果のあるカモミール、クラリセージ、サンダルウッドなどが知られています(書籍 眠れなくなるほど面白い 自律神経の話 小林弘幸(著))。

 「自然薬」では、松寿仙(第3類医薬品)の原液を適量の白湯(熱湯でも良い)で割った後、ゆっくりと飲むことがお勧めです。日本産の赤松葉、クマザサの香りでほっとした気持ちになります。

脳の興奮時には、ホノミラビオ(第2類医薬品)を1回2錠服用します。不安な気持ちで眠れない時には、清香散(第2類医薬品)+紫華栄(第3類医薬品)を1回各1包飲みます。これらの薬は、生薬を使用しており、依存性、習慣性は全くないので、毎日服用可能です。

他、眠りの浅い日が何日も続いて慢性的な疲れがあり困っている時は、ワタナベオイスターDHMBAゼリー(機能性表示食品、消費者庁に届出済、ヒト臨床試験済)を飲みます。次第に、質の良い睡眠が得られ、しつこい疲れがとれてきます。その結果、日中に体が自然に動かせるようになり、集中力が増します。仕事や家事がはかどります。

漢方や自然薬には、生活の質を良くすることに役立つものも豊富にあります。私(岡北)、スタッフも使い分けて愛飲しています。

 温灸器をお持ちなら、温灸時に耳を温めると、気持ちが安らぎます。耳には全身のツボがあり、毛細血管も多い場所です。耳に温灸をすることで全身の血行が促進され、体をリラックスさせる働きがあります。慢性疲労、精神不安、不眠症、冷えに対応できます。けやき堂薬局で使用している温灸器は、座位の姿勢で温灸出来るものであり便利です。医療機器のため、安全性が高いです。温灸剤にはヨモギを使用しています。
けやき堂薬局の店内で温灸体験が出来ます。お気軽に電話などでご予約下さい。所要時間は30分です。

2022年4月8日